受付からワークショップは始まっている

・気持ちよく迎えるために

さあ、いよいよワークショップの当日です。ワークショップの本番は受付の段階から始まっていると考えましょう。参加者がみえられたら、自分の一番の笑顔で「こんにちは」と声をかけてお迎えしましょう。仏頂面で「参加者は名簿に名前を書いてください」というのでは、参加者が「お役所が相手なのだ」と身構えさせてしまいます。会場にはいっても、他の参加者の顔ぶれなども気になり、どの席につこうか迷われてなかなか席に着けない参加者がいます。その場合は、気軽に声をかけて適当な席にご案内しましょう。主催者はちゃんと自分のことを気にかけてくれているという気持ちをもってもらえるかもしれません。「お招きする」という基本的な姿勢を大切に、細やかな気配りができるようにしたいものです。

・服装も考えよう

主催者側の服装も考えてみましょう。参加者の予想される顔ぶれにもよりますが、多くの場合は、行政の担当者もできるだけ普段着で参加してもらうようにしています。特に、参加する担当者が多い場合はそうした方がよいでしょう。ダークな背広の集団はいろいろな人が参加するワークショップの場では異様に見えます。また、担当者もネクタイ抜きのゆったりした服装の場合の方が肩の力もぬけ、発言も柔らかくなる気がします。でも、これはケースバイケースで地権者の皆さんと、かなりシビアな内容の議論をする場合などは、あまりラフな格好だと逆効果かもしれません。